研究員たちの思春期〜恋の仕方が分かりません!〜
D1
1.プロローグ
中都大学工学部 応用生物科学科 奥田研究室。
ここではミジンコの生態について研究している。
学部生含めて20人。
私、森里環(もりさとたまき)は、ここの博士課程1年。
同じように院の修士課程で卒業することなく、博士課程にまで進んでるのはわずか5人。
博士課程1年目は私以外にもう一人。
ミジンコ馬鹿の林理仁(はやしりひと)だ。
今、彼は顕微鏡で愛しのミジンコの卵を見ている。
「何してんの」
「今話しかけないで」
見ると、右手のピペットが緊張感を持ってわずかに動いている。
「はーい」
邪魔にならないように壁際の水槽前に行く。
数十個並んだボトル。
ミジンコの繁殖をしている。
私の愛しの人、理仁は今、ミジンコの遺伝子操作に夢中だ。
ここではミジンコの生態について研究している。
学部生含めて20人。
私、森里環(もりさとたまき)は、ここの博士課程1年。
同じように院の修士課程で卒業することなく、博士課程にまで進んでるのはわずか5人。
博士課程1年目は私以外にもう一人。
ミジンコ馬鹿の林理仁(はやしりひと)だ。
今、彼は顕微鏡で愛しのミジンコの卵を見ている。
「何してんの」
「今話しかけないで」
見ると、右手のピペットが緊張感を持ってわずかに動いている。
「はーい」
邪魔にならないように壁際の水槽前に行く。
数十個並んだボトル。
ミジンコの繁殖をしている。
私の愛しの人、理仁は今、ミジンコの遺伝子操作に夢中だ。
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