ひと夏の想い出 〜また貴方に会えたら〜

最後の時間

あれからさらに1週間海里と会いながら告白の事を
考えてた。
もうすぐ自分の家に帰らないと行けない。
そしたら、今みたいに毎日会うことは出来ない。
だから帰る前日に告白してOKをもらえたら
連絡先を聞いてまた会いに来よう。
よしっ決めた!






そしてついにきた帰る前日。
寂しい思いを抱えたまま浜辺に向かう。




「海里。 夏休みが終わるから明日帰らないと行けないの。」




「あっという間だったね。」




「だから、最後の思い出に一緒に花火しない?」




「うん。 いいよ」




花火をしながら海里の笑った顔を頭に刻み込んだ。
次はいつ見れるか分からない。
海里には私を覚えていてほしい。




「締めは線香花火だね」




線香花火をしてる間はさっきと変わって静かな空気が流れる。
すると海里が急に真剣な顔で話し始めた。
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