内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
「たーたん」
大雅の膝の上で、ご機嫌でアイスを食べている大和が、にこにこして言う。
それに大雅が目を輝かせた。
「今、お父さんって言わなかったか!?」
「たーたん」
「ほら!」
得意そうに自分を見る大雅に、祐奈は苦笑しながら首を横に振った。
「違うよ。お母さんって言ったのよ。ちょっと前から言えるようになったの。ね、大和」
祐奈は自分の分のアイスのスプーンを置いてにっこりと微笑みかける。すると大和が嬉しそうに祐奈を指差した。
「たーたん」
「ほらー」
それを見た大雅は少し悔しそうな顔をして、大和を覗き込んだ。
「大和、お父さんも言ってくれ。お、と、う、さ、んだ。ほら、これは誰だ?」
そう言って祐奈を指差している小さな手を優しく自分に向ける。そしてもう一度問いかけた。
「だれ?」
すると大和は目をパチパチさせて、でもすぐに嬉しそうに口を開いた。
「す! す!」
自信満々に大雅を指差して「す!」と繰り返す大和に今度は大雅が目をパチクリさせる。
「え? す?」
その様子に、祐奈は思わず吹き出した。
そしてそのまま笑い出してしまう。もう、おかしくてたまらなかった。
「なに?」
不思議そうに首を傾げて祐奈を見る大雅。
祐奈は笑いながら、彼にとってはちょっと残念な事実を口にした。
「アイスって言ってるのよ。大和ったら、大雅のことアイスだって思ってるのね! おかしい、ふふふふ」
「え、アイス⁉︎ アイスかぁ……」
なんともいえない表情になってしまった大雅に、祐奈はますますおかしくなってお腹を抱えて笑ってしまう。
相変わらず大和は嬉しそうに「す!」を連発している。
「大和違うわ、お父さんはアイスじゃない。アイスじゃないけど……ふふふ」
「アイスかぁ」
大雅がまいったなと頭をかいた。
「アイス作戦が大成功したのよ。よかったじゃない!」
大雅の膝の上で、ご機嫌でアイスを食べている大和が、にこにこして言う。
それに大雅が目を輝かせた。
「今、お父さんって言わなかったか!?」
「たーたん」
「ほら!」
得意そうに自分を見る大雅に、祐奈は苦笑しながら首を横に振った。
「違うよ。お母さんって言ったのよ。ちょっと前から言えるようになったの。ね、大和」
祐奈は自分の分のアイスのスプーンを置いてにっこりと微笑みかける。すると大和が嬉しそうに祐奈を指差した。
「たーたん」
「ほらー」
それを見た大雅は少し悔しそうな顔をして、大和を覗き込んだ。
「大和、お父さんも言ってくれ。お、と、う、さ、んだ。ほら、これは誰だ?」
そう言って祐奈を指差している小さな手を優しく自分に向ける。そしてもう一度問いかけた。
「だれ?」
すると大和は目をパチパチさせて、でもすぐに嬉しそうに口を開いた。
「す! す!」
自信満々に大雅を指差して「す!」と繰り返す大和に今度は大雅が目をパチクリさせる。
「え? す?」
その様子に、祐奈は思わず吹き出した。
そしてそのまま笑い出してしまう。もう、おかしくてたまらなかった。
「なに?」
不思議そうに首を傾げて祐奈を見る大雅。
祐奈は笑いながら、彼にとってはちょっと残念な事実を口にした。
「アイスって言ってるのよ。大和ったら、大雅のことアイスだって思ってるのね! おかしい、ふふふふ」
「え、アイス⁉︎ アイスかぁ……」
なんともいえない表情になってしまった大雅に、祐奈はますますおかしくなってお腹を抱えて笑ってしまう。
相変わらず大和は嬉しそうに「す!」を連発している。
「大和違うわ、お父さんはアイスじゃない。アイスじゃないけど……ふふふ」
「アイスかぁ」
大雅がまいったなと頭をかいた。
「アイス作戦が大成功したのよ。よかったじゃない!」