身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
柊吾はいつもと違って積極的な凛音に戸惑いながらも喜びを隠さず、ベッドに入りキスを交わしたのをきっかけにいつも以上に激しく凛音を愛し始めた。

「今日はここが一番感じるんだな。いつもこれくらいわかりやすいといいけどな」

「え……?」

柊吾はそう言うが早いか、それまで凛音の様子をみながら揺らしていた腰をいきなり大きくグラインドさせ、そしてぐっと深く押しつけた。

「んっ」

強烈すぎる快感に全身が痙攣を起こし、凛音は目を見開いた。

足の指がきゅっと丸くなりシーツの上で震える。

柊吾の手で押さえつけられた体は大きく何度も上下し行き場のない痺れが全身に広がっていく。

それでも尚続く柊吾の律動が、凛音の全身からありとあらゆる感覚を奪い、凛音は今日何度目かわからない感覚に身を預けた。

「ああっ」

目の前が真っ白になったと同時に強い力に体が押し上げられ、一気に突き落とされる。

直後、柊吾は耐えるように顔を歪ませ息を詰めた。

酸素不足で荒い息づかいを繰り返す中、凛音は快感に震える柊吾の顔を記憶に残したいと思い、必死で目を開いて柊吾の顔を見つめた。

そしていつものように指先でほくろに触れた……。



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