身ごもりましたが、結婚できません~御曹司との甘すぎる懐妊事情~
最初の頃は瑞生の様子を心配する柊吾からメッセージに答えるだけだったが、次第に個人的な話が加わり、そのうち瑞生の話題はほとんど出なくなった。
気づけば毎日たわいもないメッセージのやりとりを繰り返し、電話で話す機会も増えていた。
日を追うごとに凛音の口調から堅苦しさが消え、少しずつ笑い声や冗談が増えていった。
それだけでなくふたりで過ごす機会も増えた。
女子校育ちで恋愛経験がない凛音には初めてのことばかり。
手をつないでコンビニに行くのも一大イベントで、ドキドキとワクワクが混在する不思議な感覚を覚えた。
そんな中、ふたりの関係が大きく変わったのはバーのカウンターに並んで酒を楽しんでいるときだった。突然柊吾が凛音にキスをしたのだ。
会話が途切れた微妙なタイミングを埋めるような軽いキス。
柊吾はとくに表情を変えるでもなく自然な動きですっと体を寄せ、凛音が拒むタイミングなどなかった。
あっという間に柊吾は離れたが、状況を理解するだけで精一杯の凛音はどう反応していいのかわからず、照れくささを隠すようにカクテルを一気に飲み干し柊吾を慌てさせた。
気づけば毎日たわいもないメッセージのやりとりを繰り返し、電話で話す機会も増えていた。
日を追うごとに凛音の口調から堅苦しさが消え、少しずつ笑い声や冗談が増えていった。
それだけでなくふたりで過ごす機会も増えた。
女子校育ちで恋愛経験がない凛音には初めてのことばかり。
手をつないでコンビニに行くのも一大イベントで、ドキドキとワクワクが混在する不思議な感覚を覚えた。
そんな中、ふたりの関係が大きく変わったのはバーのカウンターに並んで酒を楽しんでいるときだった。突然柊吾が凛音にキスをしたのだ。
会話が途切れた微妙なタイミングを埋めるような軽いキス。
柊吾はとくに表情を変えるでもなく自然な動きですっと体を寄せ、凛音が拒むタイミングなどなかった。
あっという間に柊吾は離れたが、状況を理解するだけで精一杯の凛音はどう反応していいのかわからず、照れくささを隠すようにカクテルを一気に飲み干し柊吾を慌てさせた。