君の甘い意地悪。
数ヶ月前──────
あ、やばもう時間じゃん!
授業はじまっちゃう、、!
この日は移動教室の日で急いでいた。
ついはや歩きで教室までいっていたのだが、角を曲がる瞬間にどんっと誰かにぶつかってしまった。
「わっ、ごめんなさい、、!大丈夫ですか?!」
「はい、大丈夫です。」
そう言ってにこっと笑ってくれた。
私の不注意なばかりに、、。
情けない。
「ごめんね、怪我してない?」
「……先輩って優しいですね。」
急に言われた。
優しい、、?
でも私から一方的にぶつかっちゃったから私の責任だよね、、?
私は意味が分からずなんで?と言った。
「だって、先輩急いでたじゃないですか。そんな急ぎな用事があるのに怪我してないか聞いたりとか、普通そんな事しないですぐ謝って行っちゃいますよ。」
そんなものなのかなぁ。
今回のは完全に私の不注意だった。