僕の彼女はヤンデレです
仕草ひとつひとつが新鮮で、俺の気持ちをくすぐった。


その日からミチルがヤキモチをを焼く事は無かった。


仕事をして、ミチルとの時間を過ごす。
その繰り返し。


「ミチル!
今日は、俺がご飯作るよ!!」
「嬉しい!
陸のご飯楽しみにしてたんだ!!」
「まあ、料理なんてほぼした事ないから期待しないでね!」
「大丈夫!
陸の作ったモノなら、何でも美味しい!」


その言葉が嬉しくて、少しでもマシな料理を作ろうと張り切る。


そうやって、色んな事が出来るようになるのかな?


今のミチルと一緒に居ると、幼い時に学べなかった事を勉強出来る気がするんだ。

凄く、楽しい。


「ミチルは何食べたい?」
「お肉〜!!」
「角煮とかどう??」
「食べたい!!」


作り方をググって、材料を買いに行く。勿論、ミチルと一緒。


買い物を済ませ、スマホを片手に角煮を作っていく。


「ミチル!テレビでも見てゆっくり休んでて!」
「うん。ありがとう!!」


数分後。


部屋中に角煮の匂いが充満する。



今日は頑張った。
角煮なんて初めて作ったし、ご飯を炊くなんて数える程。

だけど、絶対成功だろ。これ。
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