僕の彼女はヤンデレです
俺さ、今までゲーム以外で褒められた事なんて無いんだよ。

リアルの自分を褒められるのは、気持ちいい。

「陸は明日は仕事ですか?」

しかし、突然のミチルからの質問で現実に引き戻される。

仕事なんてしていない。
ただの、引きこもりニートだ。

仕事をしてるフリをしないと、嫌われちゃうよな。

そうは、思ったのだけど……

「今、仕事はして居ないんだ……。
なんていうか、探し中……」

こんな事を言ったら嫌われる。
そう思ったのに、どこか嬉しそうな表情のミチル。

「仕事探してるんですか?
月、いくらくらいで探しているんですか?」
「俺の力量じゃ12.3万だろうから、15万位のとこを探そうかな……。
あ、でも真面目に働いて給料人並みに貰えるように頑張るから……」

何を言ってるんだ、俺。

こんな事言ったら引かれるに決まっている。

「月20万でどうですか?」
「へっ?」
「私、祖父が残した会社の事務しているんですが、丁度人手が欲しくて……。20万からで働いて貰えませんか?」

いきなり過ぎて頭がパニックだ。

「どんな仕事?」
「塗装関係です」
「俺、やった事ないけど大丈夫かなぁ……?」
「て、事は働いてくれるんですね!」

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