僕の彼女はヤンデレです
ミチルの家に帰って思った。

部屋は沢山有るだろうが、ミチルと一緒の部屋が良い。

「陸」
「ん?」
「2階の好きな部屋を使って……ね!」

少しガッカリして、2階に移動してミチルの隣の部屋に入る。

そこは、ガランとした空き部屋で悲しくなってしまう。

「そっかぁ……」
「ん?」
「陸の荷物あんまり無いんだね。家具とか電化製品買わなきゃだね!」
「うん……」
「それまで、私の部屋でも良いかな?」

ミチルと一緒に居れると思っただけで、嬉しくなってしまう。

「うん。ミチルと一緒が良い……」

そう言うと、嬉しそうな顔で俺の頭を撫でるミチル。

「陸、可愛い!!」

嬉しい反面子供扱いされている気もしてしまうから、ややこしい。

「か、可愛いとか言わないで……」
「私、可愛い系の男の子好きなんだよね!」

なら、可愛いて言われても良いかなんて思えるから不思議だ。

ミチルが好きで堪らない。

「ねえ、陸!」
「んっ?」
「なんか、楽しくなっちゃって……。
明日、休みだから飲んでも大丈夫かな!?」

正直、ミチルはお酒を飲むようには見えない。

だけど、車を見るにお酒が大好きなのだろう。
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