僕の彼女はヤンデレです
ミチルの表情が怒っているように見えたかと思ったら、しょんぼりし始めた。

「今日は、夜食辞めようかな……」
「俺は、今のミチルがドストライクだから痩せる必要ないよ?」

というか、太っていない。

何故、女の子という生き物はこうも痩せたがるのだろうか。

不思議。

「本当に!?」
「うん。それに、ミチル実際見るとかなり痩せててびっくりしたよ……」

ミチルの瞳がキラキラ輝く。

「えっ?本当に?」
「うん……」
「じゃあ、食べちゃっても良いと思う?」
「うん!美味しそうに食べる子好きだよ!」
「あは、陸って変だよ!」
「そうかなぁ?」
「絶対、変!!」

そう言いながらも、嬉しそうな顔でお菓子をカゴに入れて行くミチル。

なんだか、子供をみているかのような感覚に陥ってしまう。

会計を済ますと、外に出て来た道を帰る。

「お酒飲みながら歩くとか……。変かな?」
「別に変じゃないよ」

そう言うと、袋からコーヒーを取り出しプルタブを開ける。

静かな夜に飲むコーヒーが上手い。

「あ!私も飲む!!」

そう言うと、袋の中からお酒を取り出すミチル。

「お酒好きなんだね!」
「んー!嫌いだよ!!」

えーっ!!
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