僕の彼女はヤンデレです
「お手伝いして貰って、いいのですか?」

喋り方も丁寧だし、男に手伝って貰う事を当たり前だと思ってない感じ。

居るんだよ。
たまに。

俗に言う、姫プをしたがる女の子。

「勿論だよ!!」

ミチルが一緒にクエストをするのに、選んだのはなんと俺。

ミチルにゲームを教えたいと申し込んだ奴は沢山居たのに、俺を選んでくれた。

その事実に優越感を感じてしまう。

まずは、初心者のレベルを上げる為の狩場に向かう。

「ここなら、レベル上がりやすいよ!」
「私、何も知らないので教えて貰って助かります!」

ミチルは素直だ。

お礼を言って、敵と戦い始めるミチルをサポートした。

「あの……」
「どうしたの?」
「陸さんってよんでもいいですか?」

ドキン__

がんばれ!俺!!

「あ、ああ!勿論!!
俺も、ミチルちゃんて呼んでもいいかな?」
「わあ、嬉しい!
親近感沸きますね!!」
「あ、敬語じゃなくても良いからね」
「あ、はい!でも、緊張して敬語になっちゃいます!!」
「あ、敬語の方が話しやすいなら全然構わないよ!」
「はい!」

ヤバい。

凄く良い子。

何より、純粋そうな雰囲気にやられてしまう。

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