僕の彼女はヤンデレです

フワフワしたイメージで、柔らかそうなミチルは女の子らしい服が似合っている。

「え！ちょ！！」
「やっぱり、変だよね……」
「いやいや！反対！！」
「は、反対！？」
「似合い過ぎです……」

そう言った瞬間、ミチルがホッとしたかのような笑顔を見せる。

「これ、買おうかな……」
「うんうん！なんなら、着ちゃえばよいよ！！」
「陸……」
「ん？」
「あ、ありがとう！！」
「いえいえ！」

ミチルは幸せそうな表情を浮かべて、買い物を済ませた。

今まで暗い色の服ばっかりだったミチル。

しかし、今俺の横には女の子らしい色の服を着たミチルがいる。

元々、可愛かったが……
今のミチルはヤバい。

「陸……」
「ん？」
「本当にこの服似合うかなぁ？
なんだか、変に思えて……」
「今まで着た事が無いからじゃないかなぁ！？凄く良いよ！！」
「ありがとう……」

少し照れくさそうな表情をしている、ミチルの手を握りながら、ウィンドーショッピングを楽しむ。

ミチルに着て欲しい服を見付ける度に着て貰った。

お洒落に全く興味が無かった様子のミチル。

でも、試着する度に購入して行く。

可愛らしいミチルにセクシーなミチルと色んな姿を見れて嬉しい。