僕の彼女はヤンデレです
「ミチル……。
ずっと、俺のそばに居てくれる?」

ミチルが俺の背中に回した手に力をギュッと入れる。

「当たり前だよ!私には、陸だけだから!」

俺だけ。

その言葉を聞くと、心の底から安心出来る。

「うん。俺もミチルしか居ない……。
ミチル意外興味無い……」
「嬉しい……。
なんか、フィギュアにヤキモチ焼いてごめんね……。
なんだかね、陸を人形に取られる感じして不安になったんだ……」

そんな事が有る訳無いのに。

「それは、無い!!まあ、ミチルが嫌な事は絶対しないから、嫌だと思ったら直ぐに言うんだよ!!」
「……うん。でも」
「でも?」

不安そうな表情でこちらを見るミチル。

「タイミング良く言えないから……」

なるほど。

悩んで、悩んで、爆発するのだろうか。

「じゃあ、ミチルが怒ったら聞くようにするから気軽に答えて!!」
「うん。頑張ってみる!なんだかね……」
「ん?」
「本音を出したら嫌われそうな気がして、怖いの……。結局、セーブ出来なくて本音出しちゃうけど……」
「俺は、嫌ったりしないよ!だから、本音出そう!」

そっちの方が、ミチルも楽だと思うから。







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