僕の彼女はヤンデレです
不思議そうな表情でこちらを見つめるミチル。

「陸って、デブ専!?」
「違っ!」
「絶対そうでしよ!」
「失礼な!」
「だって、そうじゃなきゃ私なんかの事好きにならないよ……」

いやいやいや!

「ミチルはデブじゃないよ!!」

そう言うと、ほっぺの肉をぷにぷにし出すミチル。

やばい。可愛い。

「デブだよ!」
「デブじゃない!健康的にムチムチしていて可愛い!!」
「痩せたいなぁ……」
「いや、丁度よいけどなぁ!」
「そう?」
「じゃあ、今日はドリア食べちゃおうかな……」
「なら!作るよ!!」

ダイエットの為に食べないなんて言い出したら不安だから、安心する。

「うん!楽しみ!!」

そう言ったミチルは笑顔で可愛いと思えた。

スーパーに着くと、ドリアの材料などを購入して家に帰った。

「ドリアって、どーやって作るの?
私、おばあちゃんに料理習ったんだけど、ドリアは流石に作り方教えてくれなかったの……」
「簡単だよ。
バターライス作って、ホワイトソースかけてチーズ乗せて焼くだけだよ!!」
「ふーん!私も覚えよう!!」

そう言うと、作り方を見ながらくっついてくるミチル。

「俺、こういうの夢だったんだ……!!」
「ん?」
< 95 / 165 >

この作品をシェア

pagetop