37℃のグラビティ
episode1:夏の終わりと線香花火?
自室の机に頬杖をついて、ぼんやりと見つめる卓上カレンダーは8月。
受験生らしく、広げられた参考書と問題集。
捗る日もあれば、こんな風にまったく捗らない日もある。
夏休みって、こんなに長かったっけ……?
捲られたばかりのカレンダーに、1ヶ月の日付を目で追いながら思う。
夏休みに入ってからというもの、アタシの生活といえば……
勉強をするもしないも、ほとんど部屋に閉じこもりっきりで。
夜はほとんど毎日、マンションの屋上に行っては、ひとり夜景を見ていた。
そんなアタシの頭の中には、いつだって新海がいて……
どこにいるのかな……? とか。どうしてるのかな……? とか。
最後は必ず、誰といるのかな……? って思って、それ以上考えるのを止めるっていう……
毎日がその繰り返し。
受験生らしく、広げられた参考書と問題集。
捗る日もあれば、こんな風にまったく捗らない日もある。
夏休みって、こんなに長かったっけ……?
捲られたばかりのカレンダーに、1ヶ月の日付を目で追いながら思う。
夏休みに入ってからというもの、アタシの生活といえば……
勉強をするもしないも、ほとんど部屋に閉じこもりっきりで。
夜はほとんど毎日、マンションの屋上に行っては、ひとり夜景を見ていた。
そんなアタシの頭の中には、いつだって新海がいて……
どこにいるのかな……? とか。どうしてるのかな……? とか。
最後は必ず、誰といるのかな……? って思って、それ以上考えるのを止めるっていう……
毎日がその繰り返し。