この剣は守る為に
それから。






「失礼する。この店の主人はいるか」

この地に平和が訪れたある日の事。

タッカーの店に、女王が直々にやってきた。

「この槍を修繕してもらいたい」

「はい、承りました」

槍を受け取るタッカー。

…魔槍と呼ばれる、女王の護衛が使っていた愛用の槍だ。

「精魂込めて、修繕させていただきます」

自信に溢れた声で、女王に答えるタッカー。

その傍らに寄り添うミーア。






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