8度目の人生、嫌われていたはずの王太子殿下の溺愛ルートにはまりました~お飾り側妃なのでどうぞお構いなく~
「それが……、特に不満は上がっていないようです。フィオナ姫は侍女を連れていらっしゃらなかったので、侍女の数も足りていないのですが、増やさなくてもいいとおっしゃられまして。いまいる侍女のポリーからも、フィオナ様はお元気にお過ごしですと報告を受けております」
「……元気」
オスニエルはなんだか釈然としない。閉じ込められれば落ち込むものではないのか。婚約者と会えないことは悲観することではないのだろうか。
侍女の数が足りないのも不便だろうに。それとも何か、つけた侍女がそこまで働き者だったとでもいうのか?
「婚儀は明後日です。一度様子を見に行かれては?」
オスニエルとしては、婚儀の日まで顔を合わせるつもりはなかった。自分と結婚することに絶望していてほしいと思っていたのだ。彼は、彼女との間に子供を作るつもりがないし、可能ならば、今からでも彼女の方から婚約破棄したいと言ってほしいくらいなのだから。
だが、上がってくる報告を見ると、フィオナは絶望どころか新しい生活をそれなりに楽しんでいるようだ。これでは計画と違う。
「……むしろ、怯えさせた方が効果的ということか?」
ぽつりとつぶやき、立ち上がる。
「分かった。様子を見に行こう」
大股で歩く主人を見て、ロジャーは呆れたようなホッとしたようなため息をついた。
「……元気」
オスニエルはなんだか釈然としない。閉じ込められれば落ち込むものではないのか。婚約者と会えないことは悲観することではないのだろうか。
侍女の数が足りないのも不便だろうに。それとも何か、つけた侍女がそこまで働き者だったとでもいうのか?
「婚儀は明後日です。一度様子を見に行かれては?」
オスニエルとしては、婚儀の日まで顔を合わせるつもりはなかった。自分と結婚することに絶望していてほしいと思っていたのだ。彼は、彼女との間に子供を作るつもりがないし、可能ならば、今からでも彼女の方から婚約破棄したいと言ってほしいくらいなのだから。
だが、上がってくる報告を見ると、フィオナは絶望どころか新しい生活をそれなりに楽しんでいるようだ。これでは計画と違う。
「……むしろ、怯えさせた方が効果的ということか?」
ぽつりとつぶやき、立ち上がる。
「分かった。様子を見に行こう」
大股で歩く主人を見て、ロジャーは呆れたようなホッとしたようなため息をついた。