幼馴染みは、溺愛執事!?

気持ち

真っ白な、ゆらゆらとした世界を、わたくしは歩いていた。

向こう側に、優雅と、知らない女の人が見えた。

かっこいい優雅と、かわいい彼女。

…お似合いだな

そう思うと、胸がチクリと傷んだ。

…あぁ、わたくしは優雅が好きなんだ。

みんなが言った通りだったわ。

そう自覚してしまうと、プロポーズを思い出して恥ずかしくなる。

パーティーであんなことを言っておいて、今更こんなことに気付くなんて。

どうしようかしら──

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