幼馴染みは、溺愛執事!?
「俺は、心愛様のことが好きです。世界で一番、愛してます」

心愛は顔を真っ赤にして俯いている。

「そうか」

お父様は少し考え込み、そしてこう言った。

「お前達の好きにしろ。ただ、スターラインとの婚約は破棄されてないぞ」

「…え」

心愛が戸惑ったように顔を上げる。

「それだけ星夜くんはお前に執着しているということだな。自分達でキリをつけろ。俺は何もしない」

そう言って書斎を出て行かれた。

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