幼馴染みは、溺愛執事!?
放課後、わたくしは一人で車に乗った。

優雅はもう一緒には来ない。

わたくしの執事ではないのだから。

自分から突き放しておいて、こんなに寂しいなんて。

優雅とわたくしが、お互いを愛し続ける限り、わたくしの側に立つことはない。

それは単純なこと。

わたくしが星夜との婚約を受け入れて、愛を誓えばいい。

そうすれば、優雅も、他の愛する人を見つけられる。

頭では分かっているのに、過去の映像が頭で何度も再生されるの。

身体が、心が、星夜を拒絶する。
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