幼馴染みは、溺愛執事!?
幸せそうな彼女を見送って、パーティー会場に目を向けたその時。

「心愛」

後ろから名前を呼ばれて振り返る。

「あら優雅」

「楽しみだな。心愛があのドレスを着るの」

「知ってるの!?」

あのドレスは秘密裏に仕立てたのに!?

「あ、言っちゃった」

確信犯だ。

「これで許せ」

そう言うと、後ろから抱きしめて。

首筋に柔らかいものが触れた。

「…っもう!」

「顔真っ赤」

「うるさいっ!着替えてくる!」

そう言って控室に走った。


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