幼馴染みは、溺愛執事!?

数少ない友達

教室に戻ると、茶髪天然パーマと、黒髪ロングストレートが飛んできた。

「どこ行ってたんですかぁ〜?」 

「心配したのよ?」

はっきり言ってうるさい。

「あら、心配してくださるの?ありがとう。でも、うるさいわ」
 
「はぁ〜い!」

何を言っても聞かない……
でも、この二人が、わたくしの数少ない、貴重な友達だ。

「そうだわ!”あの方”と、居たんじゃないの?」

黒髪ロングストレートが言う。

鋭い…
顔が赤くなってる気が……

「図星かしら〜?」

恥ずかしいっ!沈まれっ!

「何があったのか、お聞かせ願いたいわね〜」

……鬼に見える…
素直に話そう。そしたら、さっきの違和感も解決してくれるはず!

「あのね…………」
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