near
第二章
まぶしい陽の光で、目がさめた。
よくねた…、いや、むしろよくねむれすぎて変な感じ、なんて思いながら体を起こした。
「 かーおーるーちゃーん、朝だよ〜 」
「 ……… 」
「 …んぁ、まだ早いか 」
かおるちゃん、声かけても起きないんだった。
いつも目覚ましでさえ止まるギリギリで起きてるんだから、わたしが声かけたって起きるわけないよね。
…でも、よくねれてるってことだ!
「 先にじゅーんびっ 」
起きてすぐなのに、早くもどきどきしてる。
新大は起きてるかな、早起きだから起きてるよね。
早く早く、なんて気持ちだけあせって、かおるちゃんが起きる前なのにじゅんびがカンペキになった。