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「 ねむ……、って言ってる場合じゃない!おはよー世界のみんな!いい天気だね! 」


「 今日も元気だねかおるちゃん… 」



少ししてバタバタしながらへやを行き来するかおるちゃんをよそに、わたしはリビングでテレビを見ている。


世界がかわった、なんてそんなことあるわけないのに、何もかもちがった風に感じるのは、中学生じゃなくなったからなのかな。



ピンポーン



「 はぁい 」


「 今行く!待って!置いてかないで! 」


「 置いてかないでーす 」



新大からのピンポン、かみのけをとかしながらかおるちゃんがげんかんまで走ってきて、急いでドアをあけた。



「 はよ、朝から忙しないな 」


「 寝すぎてあたしもビックリ 」


「 寝すぎるなんてまれだよねぇ… 」


「 本当にビックリだな。行くぞ、忘れ物無いか 」


「 ない! 」


「 多分無い、おっけぃ! 」



いつもみたいに三人、ならんで。



小さなころに夢みた、きらきら光る海をめざした。


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