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「 暑くて死にそー 」
「 春だな、流石に……暑い 」
「 太陽が近い気がする… 」
駅から歩くこと数十分。
元気に光ってる太陽に二人はまけてしまった。
だらだら歩いて、それでも見覚えのある道を見てはよろこんで。
「 よし、競走しよ 」
「 なんで!? 」
「 お前急に元気じゃん… 」
「 行くよ、よーいドン! 」
「 なんでぇぇぇぇぇぇ 」
目の前に海が見えた。
…と思ったら、かおるちゃんに競走をていあんされておどろく。
そんなわたしたちの意思にはんしてのスタート合図に、新大と二人でいやいやながらに走った。