君色を探して
Mallow……?
Mallow
ねえ、聴かせて。
キミたちの話は時に馬鹿馬鹿しくて、時に呆れたりもするけれど。
穏やかでふんわりして、目を閉じるのが嬉しくなる。
たとえそれが、ボクに話しかけているんじゃなくても。
綺麗な目が、全然違うところを向いていたとしても、何も変わらないんだ。
だから、聴かせてほしいな。
姿はなくなっても、ここにいられてキミたちを迎えることができて――ちょっと疲れるけど、やっぱりすごく嬉しいから。