コンプレックスから始まる恋
「なあ、茜のご両親にご挨拶しておきたいんだけど。」
「へっ!?いいですいいです!」
「いや…学生同士の付き合いじゃないだろ?俺一応30過ぎてるしご両親も流石に心配だろう?」
お母さん戸崎さんのこと20代だと思ってるしなあ…
「そう…ですね…」
反対されたらどうしよう…
そう思っていたのが伝わったのか
「大丈夫だ。」
ぽんぽんと頭をなででくれた。
少し気持ちが楽になったような気がした。