コンプレックスから始まる恋
「たぶん、大丈夫だと思うよ」
そっかー、それはよかったわと言った母は嬉しそう。
「茜はどうだったの?いい人いた?」
えっ、私!?
「皆年上だし、私は全然だよ。」
そういいながら戸崎さんのことを考えてしまう。
いやいや戸崎さんとは年が離れすぎてるし。
「あら?送ってきてくれた人は?」
「え!見てたの?」
「見えちゃったのよ、うふふ」
そう言い上機嫌でリビングへ戻っていった。