コンプレックスから始まる恋


頑なに断ったんだけど、結局買ってもらってしまった…


「すみません、ありがとうございます…」

「いえいえ、自分には買ってないみたいだけどいいの?」

あざらし可愛いけど高いし、私は戸崎さんと出掛けられただけで嬉しいし…

あっ…


「あの!少し待っていてもらっても大丈夫ですか?」


「うん?いいよ。」

戸崎さんに待ってもらって私はあるものを買いに行った。

ちょっと気になっていたしいいよね…?


「お待たせしました。待たせてしまって申し訳ありません。」

「いえいえ、大丈夫だよ?帰りは道が混むだろうしトイレ行っておいで。」


それからお言葉に甘えてトイレに行ってから車に乗り込んだ。

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