コンプレックスから始まる恋
「やっぱり茜は文系だよね〜大学もそっち系でしょ?」
「うん、外語大にいくつもり…英語好きだし。」
できれば留学もしたいんだよね…
「いいんじゃね?似合ってるし」
「ありがとう。空も先生、似合ってるよ」
ほんと、似合ってるんだよね。
お世辞じゃなくて。
「沙月はどうするの?」
「あ〜私?やっぱり家のこともあるし経済学部かな…経済学は勿論だけど、経営学とかマーケティングも学ばないとね。」
沙月の家は、月乃リゾートを経営してる。
実はお嬢様なのだ。
そっか〜沙月は経営学部か〜、一人娘だからやっぱり継ぐのかな?
「いいじゃん!」