コンプレックスから始まる恋


「――――俺と付き合ってくれないか?」


水族館の帰り道、俺は告白してしまった。


「戸崎さん!あの…私…」


少し焦りすぎたか?


「私も…戸崎さんのこと好きです…」



茜も同じ想いだった。


それが嬉しくて、俺は茜が何かに悩んでいることなんて全く気づかなかったんだ。


茜が苦しい思いをしているなんて


全く気がつけなかったんだ。


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