怪盗 シーフ
「今日の朝? あっそうだ、あの怪盗 シーフが予告状だしたんだよ!すごいよね!」
そういって玲は、いきなり立ち上がった。まわりからの視線が痛い。
「落ち着いて、席に座って十分すごさ伝わったからね。」
「はーい。でね、今夜の12時に秋吉さんのガラスのペンダントを盗みに来るんだって。」
そういっておとなしくすわった。
「あんたって、怪盗とか探偵とかなんかすきだよねぇー。」
「うん。小さい頃、もらった本がアルセーヌルパンの話でね。はまっちゃたんだ。誰からもらったか覚えてないけど。」