怪盗 シーフ

励まし

〜人気のない東階段〜 

「はぁ、何でヒロイン役になっちゃったのかな?はぁー。」

玲は、一人階段に腰掛けていた。 

パタパタ。 

誰かがこちらにやってくる足音がする。でも玲は、気付かない。そして誰かが玲の目の前に立った。

「玲ちゃん、大丈夫?」

と声がした。顔をあげるとそこに居たのは、

「高野君、どうしたの?」 

そこに居たのは、冬夜だった。

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