怪盗 シーフ

〜教室〜　

ガラ。
二人が、教室に戻ると、　
｢さっすが、高野。よく見つけたね。どこにいたの？｣

と楓。あまり心配してなかったらしい。　

｢あぁ、階段のところで見つけた。｣

｢楓ー、チョットは心配してくれたっていいじゃん。｣

と少しムッツリとした口調で言った。

｢心配してたよ私も呼び止めたのに行っちゃうんだもん。大樹は、マジで心配してたみたいだけどねー。｣
｢えっ？大樹君がなんで？｣
｢それはねぇ、大樹が玲のことす『楓さーん、それ以上は言わないでください。後で何か奢るから、お願いします。』｣

楓の話を遮って大樹が慌ててそう言った。

｢大樹、その約束忘れないでね。｣

大樹に一言そう言ってから、玲の方をむいて

｢玲、大樹は、友達が居なくなったから心配したんだよ。さぁ、残りの係決めるから二人とも席着いて。｣
と言った。

その後つつがなく係が決まった。