怪盗 シーフ

放課後

〜放課後の教室〜
みんなが帰った教室で玲と楓は、二人話をしていた。

「あぁー。今日疲れたなぁ。玲は?」

「うーん、少し。でも、冬夜君が来たり色々楽しかったね。」

ガバッ
疲れて机に突っ伏していた楓がいきなり起き上がった。

「えー、なんで高野のこと『冬夜君』って下の名前で読んでるのかな?れ・い?」

「えっ?ただそう呼んでって言われたから。」

「ふぅーん。まあ、そういう事にしておこうかな。」
「そう言うことってどういう事?」

「玲は、気にしなくてもいいよ。うん。」

「じゃあ気にしない。でも、なんで冬夜君が私を捜しに来たの?」

「それは・・・・・ヒミツ!」

「えぇー、気になるじゃん。」 

「それより、怪盗 シーフが来るの今夜なんでしょ。」

楓は会話をすり替えた。

「うん。でね・・・・・・。(よかった玲が単純で。)今日、見に行こうと思うんだ。」

「えっ!!見に行くの?」
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