LOVEPAIN⑥


部屋に帰ると、
テレビの音がした




「あ、鈴木広子、久しぶり」


フローリングの上、

寝転びながら涼雅がテレビを観ている





「久しぶり…」



本当に、涼雅に会うのは久しぶり



多分、10日ぶりくらい?




「やっぱ、此処が一番落ち着くよなぁ」


そう言うくせに、

涼雅は此処には滅多に帰って来ない


< 106 / 501 >

この作品をシェア

pagetop