LOVEPAIN⑥


「私も猫、飼いたいなぁ…」



その可愛さに、もうメロメロ



だけど、花子以外の猫を飼う事は考えられない




「ニャー!!」


花子はそんな私の横を通り過ぎ、

玄関の方へと走って行った




「花子?」



え?と思っていると、
ドアの鍵が開けられる音がして、

ドアが開く



スーツ姿の篤が、姿を現した




「お、花子、ただいま」



「ニャー」




篤は屈み、花子の頭を撫でている




まだ時刻は17時を過ぎたばかりで、

篤が帰って来るには早い時間

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