LOVEPAIN⑥
「お前が来てくれてっから、
安心してる。
こいつ、淋しがりやだからよ」
篤は花子を掴み、
寝転ぶ自分のお腹の上に乗せている
「ニャー!!」
淋しがりやなのは、
花子じゃなくて私の方なのかもしれない
花子の存在に、
私はかなり癒されているから
「篤さんは、毎日私がこの部屋に来てたら嫌じゃないですか?」
そう訊いただけなのに、
あっ?と言って睨まれた
「べつに、てめぇが毎日この部屋に来てようが、
俺は会ってねぇし」
「けど、今日みたいに、
帰って来たら私が居て…みたいな事。
また有るかもしれませんよ?」
「さっきから、
てめぇは一体何が言いてぇんだよ?」
そう怒鳴るから、
花子は驚いたように
篤のお腹の上から床に飛び下りた