LOVEPAIN⑥


『俺は広子とならばどこでもいい。

俺は広子の側に居たいだけ』



ありがちな台詞だけど、
ナツキがそう言うと様になるからか、

ドキッとしてしまう




「じゃあ、大阪でもいい?」



『それは、無理』


そう苦笑いするナツキに、

私もクスクスと笑う




それからナツキとは少し雑談をして、

電話を切った
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