LOVEPAIN⑥
私はその後、
篤との思いつく限りのエピソードを話した
それを聞き終えたMioちゃんの第一声目は
「それって、全然脈ないじゃん!!」
分かってはいたけど
他人からそう言われると、
かなり落ち込んでしまう
「そ、そうかな?
けど、私に優しい所もあるし…。
誕生日プレゼント、
くれたりとか……」
自分でも分かっていても、
他人にそう言われると
何故か否定したくなってしまう
「けど、誕生日プレゼントって、
そのサインか何かのお礼でしょ?
借りを作りたくないだけなんじゃない?」
「そ、そうかな?」
思わず、その篤からの誕生日プレゼントのネックレスに触れてしまう
ヒンヤリと冷たいのだけど、
心の中をポッと暖かくしてくれる