LOVEPAIN⑥
72時間
約束のクリスマスイブの日。
15時にナツキの部屋を訪れた。
特に予定が無ければ、昼夜逆転しているナツキはこれくれらいの時間迄眠っている。
「広子、なんか久しぶりな気がする」
私が合鍵で部屋に入ると、ナツキはわりとゆったりとした部屋着姿でソファで寝転んでいた。
ナツキはいつもの黒縁のメガネを掛けている。
そう言えば、前にナツキに会ったのは、
秋原慎太郎に抱かれたあの夜だったな。
会うのは9日振りくらい?かな。
「早くこっちに来て」
ナツキは寝転んでいた体を起こして、
私を呼ぶ。
「すぐ行く」
私はナツキの方へと行くと、着ていたコートを脱いでソファに置くと、
ナツキの横に腰を下ろした。
そして、手にしていた紙袋をナツキに渡す。
「ナツキ、これクリスマスプレゼント」
「くれるんだ」
ナツキはそう言ってその紙袋を受け取ると、
顔を明るくした。
私がこうやってナツキにプレゼントをするのは、初めてだな、と思った。
ナツキには、最初にしていた指輪を貰い、誕生日には時計を。
この関係になってから、一緒に買い物に行ったら、
ちょっとした服とかを買って貰う事も有ったり。
私は沢山、ナツキに貰っていると改めて思った。
15時にナツキの部屋を訪れた。
特に予定が無ければ、昼夜逆転しているナツキはこれくれらいの時間迄眠っている。
「広子、なんか久しぶりな気がする」
私が合鍵で部屋に入ると、ナツキはわりとゆったりとした部屋着姿でソファで寝転んでいた。
ナツキはいつもの黒縁のメガネを掛けている。
そう言えば、前にナツキに会ったのは、
秋原慎太郎に抱かれたあの夜だったな。
会うのは9日振りくらい?かな。
「早くこっちに来て」
ナツキは寝転んでいた体を起こして、
私を呼ぶ。
「すぐ行く」
私はナツキの方へと行くと、着ていたコートを脱いでソファに置くと、
ナツキの横に腰を下ろした。
そして、手にしていた紙袋をナツキに渡す。
「ナツキ、これクリスマスプレゼント」
「くれるんだ」
ナツキはそう言ってその紙袋を受け取ると、
顔を明るくした。
私がこうやってナツキにプレゼントをするのは、初めてだな、と思った。
ナツキには、最初にしていた指輪を貰い、誕生日には時計を。
この関係になってから、一緒に買い物に行ったら、
ちょっとした服とかを買って貰う事も有ったり。
私は沢山、ナツキに貰っていると改めて思った。