LOVEPAIN⑥
言っていたように、
また成瀬からメールが来て、
そこには叔父さんの物と思われる携帯番号が掛かれている。
叔父さんに電話を掛けないと、そう思うけど、
なんだかんだ一時間程逡巡してやっとその番号に発信を押せた。
『はい』
と、怖い声が聞こえた。
怖い声と思うのは、私の先入観からなのかもしれないけど。
「…広子です。
ご無沙汰してます。
あの、叔父さんから連絡が有ったと、うちの社長から聞きまして」
『あのバカの娘にしては、お前はまだまともだと思っていたがな』
そう言えば、叔父さんはうちの父親と折り合いが悪かった。
それが、この人とあまり親戚付き合いが無かった理由かもしれない。
そして、うちの父親は自分の両親とも不仲で、
私は父親側の祖父母と数回しか顔を合わせた事がない。
もうその祖父母は亡くなっているけど。
『お前のその仕事のせいで、
俺が迷惑してるんだぞ』
「えっ?」
私のせいで、叔父さんが?
『一体どこでどう誰が言い触らしてるのか、
うちの生徒の中で、俺の姪であるお前がAVやってるだの噂されていて。
今日も朝からその話し合いで学校に呼ばれて』
そう言えば、叔父さんの職業は有名私立の中学の教師だったと思い出した。
そして、満理奈の従兄弟がその中学に通っているらしく、
満理奈に、私の叔父さんがその中学校で教師をやっていると話した事が有った。
多分、出所は、そこかな?と思うけど、
もしかしたら、もっと違う人から違う形でその噂が回っているのかもしれないけど。
また成瀬からメールが来て、
そこには叔父さんの物と思われる携帯番号が掛かれている。
叔父さんに電話を掛けないと、そう思うけど、
なんだかんだ一時間程逡巡してやっとその番号に発信を押せた。
『はい』
と、怖い声が聞こえた。
怖い声と思うのは、私の先入観からなのかもしれないけど。
「…広子です。
ご無沙汰してます。
あの、叔父さんから連絡が有ったと、うちの社長から聞きまして」
『あのバカの娘にしては、お前はまだまともだと思っていたがな』
そう言えば、叔父さんはうちの父親と折り合いが悪かった。
それが、この人とあまり親戚付き合いが無かった理由かもしれない。
そして、うちの父親は自分の両親とも不仲で、
私は父親側の祖父母と数回しか顔を合わせた事がない。
もうその祖父母は亡くなっているけど。
『お前のその仕事のせいで、
俺が迷惑してるんだぞ』
「えっ?」
私のせいで、叔父さんが?
『一体どこでどう誰が言い触らしてるのか、
うちの生徒の中で、俺の姪であるお前がAVやってるだの噂されていて。
今日も朝からその話し合いで学校に呼ばれて』
そう言えば、叔父さんの職業は有名私立の中学の教師だったと思い出した。
そして、満理奈の従兄弟がその中学に通っているらしく、
満理奈に、私の叔父さんがその中学校で教師をやっていると話した事が有った。
多分、出所は、そこかな?と思うけど、
もしかしたら、もっと違う人から違う形でその噂が回っているのかもしれないけど。