LOVEPAIN⑥
『本当に、お前ら親子にはうんざりだ』
「ごめんなさい…」
父親がろくでなしなのは、私が謝るのもおかしいけど。
『何が有っていかがわしいそんなもんに出てるのかは知らんが、
それならいっそのこと、自殺でもして死んでくれてる方がまだ良かった』
なんだか、その自殺って言葉が胸を貫き、
涙が出そうな程苦しくなった。
その後も叔父さんは私を散々罵っていて、私は呆然とそれを聞いていた。
暫くして気付くと、電話は切れていた。