LOVEPAIN⑥
芽衣子さんとの待ち合わせの場所は、
私達が住むマンション近くの喫茶店だった。
先に芽衣子さんは来ていて、
4人掛けの席に座っていた。
「広子ちゃん、大丈夫?
まだ顔色悪いけど」
私を見て芽衣子さんは座っていた席から立ち上がる。
「え、わりともう大丈夫です」
多分、顔色が悪いのは、
今からの話し合いに緊張しているからだと思う。
久しぶりに会った芽衣子さんは、
やはりとても優しく可愛い人だと思わされた。
私は芽衣子さんの向かいに腰を下ろした。
すると、成瀬は私の横に腰を下ろした。
えっ、と思い成瀬を見て、向かいに座る芽衣子さんを見るけど、
特にそれを気にとめていないよう。
「芽衣子、話したい事って?」
「遥さん、大体分かっているでしょ?」
そう言って微笑む芽衣子さん。
成瀬と芽衣子さんの間には、もう何もかも分かり合っているような空気が流れている。
その空気は、どこか冷たくて。
「とりあえず、私喉乾いたな。
飲み物が来てから話しましょう。
私はコーヒー」
芽衣子さんは、私にメニューを渡してくれる。
「…じゃあ、私はオレンジジュースで」
「遥さんもコーヒーでいいよね?」
そう言って、芽衣子さんは近くに居たウェイターを呼び、
注文を告げていた。
私達が住むマンション近くの喫茶店だった。
先に芽衣子さんは来ていて、
4人掛けの席に座っていた。
「広子ちゃん、大丈夫?
まだ顔色悪いけど」
私を見て芽衣子さんは座っていた席から立ち上がる。
「え、わりともう大丈夫です」
多分、顔色が悪いのは、
今からの話し合いに緊張しているからだと思う。
久しぶりに会った芽衣子さんは、
やはりとても優しく可愛い人だと思わされた。
私は芽衣子さんの向かいに腰を下ろした。
すると、成瀬は私の横に腰を下ろした。
えっ、と思い成瀬を見て、向かいに座る芽衣子さんを見るけど、
特にそれを気にとめていないよう。
「芽衣子、話したい事って?」
「遥さん、大体分かっているでしょ?」
そう言って微笑む芽衣子さん。
成瀬と芽衣子さんの間には、もう何もかも分かり合っているような空気が流れている。
その空気は、どこか冷たくて。
「とりあえず、私喉乾いたな。
飲み物が来てから話しましょう。
私はコーヒー」
芽衣子さんは、私にメニューを渡してくれる。
「…じゃあ、私はオレンジジュースで」
「遥さんもコーヒーでいいよね?」
そう言って、芽衣子さんは近くに居たウェイターを呼び、
注文を告げていた。