LOVEPAIN⑥
「へぇ、それはナツキの母親?」
「そうです。
ほら、ナツキ元彼女の事とかで母親に心配かけたくなくて、
私に彼女の振りを頼んだみたいで」
「ナツキも意外に、マザコンなんだ」
「そうですね」
そう笑い、ナツキの母親を思い出した。
ナツキの母親の事を思い出すと、
私のナツキに対する不誠実な態度に、
胸が痛くなる。
‘ーー久志の事、遊びだったら辞めてあげてーー’
その言葉を言った時の、ナツキの母親の顔は、今もハッキリと覚えている。
「けど、成瀬さん。
私、芽衣子さんと年齢とか全然違うけど大丈夫ですか?
年齢だけじゃなく、全てが違うけど。
名前も…」
成瀬がどこまで芽衣子さんの事を母親に伝えているのかは、分からないけど。
「それは大丈夫。
芽衣子の事は一切何も伝えていない。
当日のお楽しみだって言って。
だから、お前はお前のまんまでいい」
「そうです。
ほら、ナツキ元彼女の事とかで母親に心配かけたくなくて、
私に彼女の振りを頼んだみたいで」
「ナツキも意外に、マザコンなんだ」
「そうですね」
そう笑い、ナツキの母親を思い出した。
ナツキの母親の事を思い出すと、
私のナツキに対する不誠実な態度に、
胸が痛くなる。
‘ーー久志の事、遊びだったら辞めてあげてーー’
その言葉を言った時の、ナツキの母親の顔は、今もハッキリと覚えている。
「けど、成瀬さん。
私、芽衣子さんと年齢とか全然違うけど大丈夫ですか?
年齢だけじゃなく、全てが違うけど。
名前も…」
成瀬がどこまで芽衣子さんの事を母親に伝えているのかは、分からないけど。
「それは大丈夫。
芽衣子の事は一切何も伝えていない。
当日のお楽しみだって言って。
だから、お前はお前のまんまでいい」