LOVEPAIN⑥
そんな流れから、今日、その高級中華料理屋で、
成瀬の母親であるなっちゃんと会う。
夜、18時。
その店の前で成瀬と二人立っていると、
一人の女性が私達の方へと歩いて来た。
見た瞬間に、この人が成瀬の母親なのだと分かった。
それは、とても芽衣子さんに似ていたから。
顔はさほど似ているわけではないのだけど、
系統というか、雰囲気がとても芽衣子さんと似ていた。
成瀬が芽衣子さんに惹かれた理由が、分かった。
「あ、ごめんね。遅くなって」
そう言って、その人は成瀬に笑い掛け、
横に居る私にも笑顔を向けてくれた。
年齢は、50代くらいなのだけど、
女性というより、女の子って感じの女性。
「なっちゃん、紹介する。
こちら、鈴木広子さん」
「広子ちゃん、ね。
遥の母です。
よろしくね」
そう言って笑うその笑顔に、同性である私さえも少しドキッとしてしまった。
成瀬は父親似なのか、そのなっちゃんとはあまり似ていないな、と思った。
成瀬の母親であるなっちゃんと会う。
夜、18時。
その店の前で成瀬と二人立っていると、
一人の女性が私達の方へと歩いて来た。
見た瞬間に、この人が成瀬の母親なのだと分かった。
それは、とても芽衣子さんに似ていたから。
顔はさほど似ているわけではないのだけど、
系統というか、雰囲気がとても芽衣子さんと似ていた。
成瀬が芽衣子さんに惹かれた理由が、分かった。
「あ、ごめんね。遅くなって」
そう言って、その人は成瀬に笑い掛け、
横に居る私にも笑顔を向けてくれた。
年齢は、50代くらいなのだけど、
女性というより、女の子って感じの女性。
「なっちゃん、紹介する。
こちら、鈴木広子さん」
「広子ちゃん、ね。
遥の母です。
よろしくね」
そう言って笑うその笑顔に、同性である私さえも少しドキッとしてしまった。
成瀬は父親似なのか、そのなっちゃんとはあまり似ていないな、と思った。