LOVEPAIN⑥
「あ、あの。
私AV女優なのに、反対しないのですか?」
私がそう訊くと、成瀬の母親は私のその質問に驚いたような表情を浮かべていて、
私も戸惑ってしまった。
「だって、だって…。
私、AV女優ですよ…」
「広子、落ち着け」
そう言う成瀬は、ちょっと笑っている。
「私ね、遥が選んだ女性なら誰であっても、反対しないから。
もし、遥が男の人を好きだって言っても応援するし、
例えば、好きな女性が犯罪者だとしても。
だから、遥が選んだ女性がAV女優だとしても、遥が選んだのならば、私は息子のその判断を信じるだけ」
その成瀬の母親であるなっちゃんの言葉に涙が溢れて来て、
思わず突っ伏して泣いてしまった。
「え、広子?」
成瀬が少し焦ったように、私の背に手を置いていた。
私は今、成瀬の彼女の振りをしていてニセモノだけど、
その成瀬の母親の言葉がとても嬉しかった。
こんな仕事をしている私を、
そうやって認めて貰えたような気がして。
私AV女優なのに、反対しないのですか?」
私がそう訊くと、成瀬の母親は私のその質問に驚いたような表情を浮かべていて、
私も戸惑ってしまった。
「だって、だって…。
私、AV女優ですよ…」
「広子、落ち着け」
そう言う成瀬は、ちょっと笑っている。
「私ね、遥が選んだ女性なら誰であっても、反対しないから。
もし、遥が男の人を好きだって言っても応援するし、
例えば、好きな女性が犯罪者だとしても。
だから、遥が選んだ女性がAV女優だとしても、遥が選んだのならば、私は息子のその判断を信じるだけ」
その成瀬の母親であるなっちゃんの言葉に涙が溢れて来て、
思わず突っ伏して泣いてしまった。
「え、広子?」
成瀬が少し焦ったように、私の背に手を置いていた。
私は今、成瀬の彼女の振りをしていてニセモノだけど、
その成瀬の母親の言葉がとても嬉しかった。
こんな仕事をしている私を、
そうやって認めて貰えたような気がして。