LOVEPAIN⑥
「そーいやぁ、明日成瀬さん営業回りで一日中会社にいねぇって言ってたな。
夜も終わるの遅いだろうし。
最近の成瀬さん、働きすぎだからな」
私もなんとなく思っていたけど、
芽衣子さんと別れてからの成瀬は、
今まで以上に、仕事に打ち込んでいると思う。
芽衣子さんと別れてから何度か成瀬とは仕事をしたけど、
仕事に逃げているような、そんな風に見えた。
「明日成瀬さんそんな感じだから、
狙うなら、夜狙え。
成瀬さんもこのマンションの10階に住んでるし、直接部屋に行けばいいだろう」
「あの、篤さんさっきから何言ってるんですか?」
訊いてもない成瀬の明日のスケジュールの話をしたり、
夜狙え、とか。
「てめぇ、明日バレンタインだろうが!
成瀬さんにチョコ渡さねぇのかよ!」
そう言われ、一応成瀬にはお世話になっているし、
義理でも渡した方がいいのかと、考えた。
篤は、私が成瀬に本命を贈ると思っているのだろうけど。
「実は、私まだチョコレート誰にも買ってないんですよねぇ」
ナツキとは変な感じで避けられているし、
成瀬にあげるなんて考えても無かった。
篤には、あげる勇気が無かったし。
夜も終わるの遅いだろうし。
最近の成瀬さん、働きすぎだからな」
私もなんとなく思っていたけど、
芽衣子さんと別れてからの成瀬は、
今まで以上に、仕事に打ち込んでいると思う。
芽衣子さんと別れてから何度か成瀬とは仕事をしたけど、
仕事に逃げているような、そんな風に見えた。
「明日成瀬さんそんな感じだから、
狙うなら、夜狙え。
成瀬さんもこのマンションの10階に住んでるし、直接部屋に行けばいいだろう」
「あの、篤さんさっきから何言ってるんですか?」
訊いてもない成瀬の明日のスケジュールの話をしたり、
夜狙え、とか。
「てめぇ、明日バレンタインだろうが!
成瀬さんにチョコ渡さねぇのかよ!」
そう言われ、一応成瀬にはお世話になっているし、
義理でも渡した方がいいのかと、考えた。
篤は、私が成瀬に本命を贈ると思っているのだろうけど。
「実は、私まだチョコレート誰にも買ってないんですよねぇ」
ナツキとは変な感じで避けられているし、
成瀬にあげるなんて考えても無かった。
篤には、あげる勇気が無かったし。