LOVEPAIN⑥
◇
夜の20時。
いざ、という気持ちで篤の部屋へと行く。
夕べの私の告白に近いような発言の後、
篤とはお互い恥ずかしいのか殆ど会話が無くなり、
私はすぐに自分の部屋へと逃げるように帰った。
私の本命チョコを受け取ってくれると篤は言ったけど、
どうなるのだろうか?
やはり、私はフラれるのだろうな。
私は手作りのサンドウィッチの載った大きな皿を持ち、
篤の部屋のチャイムを押した。
直ぐに、篤はそのドアを開いた。
「よぉ」
そう言って、先に部屋の奥へと戻って行く。
私はそんな篤の後を追う。
どのタイミングで渡せばいいのだろうか?
私は両手で皿を持ちながら、その右手首に掛かる紙袋を意識する。
それは、バレンタインチョコ。
夜の20時。
いざ、という気持ちで篤の部屋へと行く。
夕べの私の告白に近いような発言の後、
篤とはお互い恥ずかしいのか殆ど会話が無くなり、
私はすぐに自分の部屋へと逃げるように帰った。
私の本命チョコを受け取ってくれると篤は言ったけど、
どうなるのだろうか?
やはり、私はフラれるのだろうな。
私は手作りのサンドウィッチの載った大きな皿を持ち、
篤の部屋のチャイムを押した。
直ぐに、篤はそのドアを開いた。
「よぉ」
そう言って、先に部屋の奥へと戻って行く。
私はそんな篤の後を追う。
どのタイミングで渡せばいいのだろうか?
私は両手で皿を持ちながら、その右手首に掛かる紙袋を意識する。
それは、バレンタインチョコ。