LOVEPAIN⑥
「そんなに心配なら、俺の事見張ってろ。
俺は毎日ちゃんとお前の所に帰って来るから」
その言葉に、強張っていた自分の顔が緩む。
「…でも、仕事だって言って女性と出掛けたりとかしません?」
流石に仕事場迄、見張れないし。
「とりあえず、お前ちょっとは黙れや。
キス出来ねぇだろ」
私がその言葉に驚いて口を閉ざすと、
そんな私の背に腕を回し、もう片方の手で、
私の頬に触れる。
グッと引き寄せられ、篤の唇が私の唇に重なった。
私は力が抜けたように、目を閉じた。
手と同じように、篤の唇はとても温かくて、
本当に溶けてしまいそう。
その篤との初めてのキスは、数秒重なっただけで終り、
そっと唇を離された。
「広子、好きだ」
初めて、篤にそう名前を呼ばれて、
好きだと言われたその言葉と同じくらいに嬉しかった。
俺は毎日ちゃんとお前の所に帰って来るから」
その言葉に、強張っていた自分の顔が緩む。
「…でも、仕事だって言って女性と出掛けたりとかしません?」
流石に仕事場迄、見張れないし。
「とりあえず、お前ちょっとは黙れや。
キス出来ねぇだろ」
私がその言葉に驚いて口を閉ざすと、
そんな私の背に腕を回し、もう片方の手で、
私の頬に触れる。
グッと引き寄せられ、篤の唇が私の唇に重なった。
私は力が抜けたように、目を閉じた。
手と同じように、篤の唇はとても温かくて、
本当に溶けてしまいそう。
その篤との初めてのキスは、数秒重なっただけで終り、
そっと唇を離された。
「広子、好きだ」
初めて、篤にそう名前を呼ばれて、
好きだと言われたその言葉と同じくらいに嬉しかった。